コヤダニ古墳出土 三角縁神獣鏡
- 洲本市
- 歴史・文化
コヤダニ古墳からは、漢の国(今の中国)から伝わった「漢鏡」という鏡の1種である、「三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)」と呼ばれる直径22cmの青銅製の鏡が淡路島で唯一出土しました。鏡の外縁の断面部分が三角形になっており、背面の内の模様に「神様と獣」が刻まれています。
古墳時代の鏡は今のように姿を映すものとして使われていたのではなく、持っていることで権威の象徴のシンボルになるひとつだったと考えられています。このことから、この古墳には三角縁神獣鏡を受け取ることができる、王権とつながりが深いかなりの有力者が埋葬されていたことが考えられます。
洲本市立淡路文化史料館にて、現物が展示されています。