寺町八ヶ寺
- 洲本市
- 歴史・文化
町の中心・市民広場から名刹が並ぶ寺町へとそぞろ歩くと、町に残された城下町のおもかげに出会うことができます。
江戸時代に淡路を治めていた蜂須賀氏は、寛永八年(1631)から数年をかけて、由良城から交通の便がよい平地の洲本に本拠地を移した。これを「由良引け」といい、三熊山の麓に城を築き、洲本川の沖積地に城下町を建設して、政庁や武家屋敷、寺院、町屋などを移転させた。この時、城の防衛のための出丸的な役割を担わすために、千草川沿いに寺院を集めたのが寺町の起こりである。
寺町八ヶ寺
白壁続く寺町通り。今もなお、江戸時代の城下町の風情を色濃く残しています。寺町八ヶ寺では仏縁との出会い、心のやすらぎを感じられるようにと、お寺が開放されています。各寺に伝わる歴史を紐解いてみるのも一興です。
浄光寺 : 浄土真宗本願寺派/阿弥陀如来
称名寺 : 西山浄土宗/阿弥陀如来
専称寺 : 浄土宗/阿弥陀如来
遍照院 : 高野山真言宗/弘法大師
千福寺 : 高野山真言宗/愛染明王・薬師如来
本妙寺 : 法華宗/十界勧請曼荼羅
浄泉寺 : 真宗大谷派/阿弥陀如来
江国寺 : 臨済宗/釈迦如来