宝生寺
- 淡路市
- 歴史・文化
淡路島七福神霊場の一つで、寿老人を御祀りしています。達者で長寿を授ける御寺。
御由緒
天平十三年(740)、聖武天皇の勅命をうけ、僧行基が淡路島に建立を祈念し、自から刻まれた地蔵菩薩を安置したのが創まりで、「日限地蔵尊」と崇められ、霊験あらたかな尊像として、多くの人に親しまれてきました。境内にある長寿橋を渡れば10年長生きができるといわれています。
寿老人の御利益
寿老人さまは寿老神とも書き、長寿の神様で老子の化身とも言われています。長命、富財、与宝、諸病平癒の神でもあります。人々の安全と健康を守ります。桃は若さのシンボル。「西遊記」に孫悟空が桃の木から長寿の実をとり、元気を取り戻したことは有名な逸話です。寿老人さまのもつ桃は、美しく歳をとり、美しく老いていくことの大切さを示しています。また、鶴と亀と鹿は長寿のシンボルとされています。美しく齢を重ねるには日常、鶴のごとく美しく、亀のように耐える勇気をもち、鹿のように注意深く、俊敏にということなのです。
寿老人長寿延命祭(毎年5月13日)