八浄寺
- 淡路市
- 歴史・文化
淡路島七福神霊場の総本院です。身・心の裕福を授ける神「開運大黒天」を祀る大黒天霊場として、一年を通して様々な祭りが催され賑わいます。室町時代から続く高野山真言宗の古刹で、弘法大師御筆と伝えられる妙音弁財天を、年ごとに場所を移してお祀りする淡路島の奇祭「回り弁天」発祥の寺でもあります。
大黒様の御利益
大黒様は、裕福を示し有徳、財宝、闘戦の神様で二俵の米俵に立ち糧食を司る神様です。大黒様のお持ちの「ふくろ」は「福労」とも呼ばれています。苦労をいとわず、かってでて、その積み重ねをためこむための「ふくろ」です。この「ふくろ」から身・心ともに裕福な人生が右手の打出の小槌をうち振ることによってあふれ出るのです。大黒様の「打出の小槌」は、“怠け心”“よこしまな心”など“邪悪な心”を打ち振って、人の迷いを晴らします。
瑜祗七福宝塔
平成11年11月11日午前11時11分、この大吉祥日に落慶したのが「瑜祗七福宝塔(ゆぎしちふくほうとう)」です。太陽光自動追跡機により採光された光が、色鮮やかに描かれた仏教絵図を浮かび上がらせ、光の柱となって塔内を地下まで貫き、地下にある巨大な水晶が、その光を受け、エネルギーを四方八方に放射されたとされています。霊光に包まれたその空間は瞑想場所になっています。ここでは、弘法大師の教えが最新鋭の技術と融合し、真言密教の教えを体全体で感じることができます。また、塔内にはお釈迦様の遺骨である真正仏舎利や、中国大慈恩寺から来た巨大な水晶、スリランカから来た釈迦大仏足尊形など、多数の佛宝を安置しています。
初大黒天厄除・開運祈願祭・福授け神事・初笑笑福まつり(1月)
淡路七福神霊場の一つで、大黒様を御祀りしている八浄寺では、毎年1月26日(旧暦の元旦)に、秘仏である大黒天を特別に御開帳する「初大黒天祈願大祭」が行なわれます。同じ日に、笑いで一年の厄を吹き飛ばして福を招く「初大黒天笑福まつり」が行われます。大黒天のように1年を笑顔で過ごそうと、子どもから大人まで、参加者は壇上に上がって次々と個性的な笑いを披露します。大黒天にちなんだ「呵々(かか)大笑」、弁財天にちなんだ「微笑美笑」など7つの賞が用意されていて、見物客の笑いも絶えない、ユーモアたっぷりのありがたいお祭りです。
開運甲子大黒天春季祈願大祭(5月)
淡路七福神霊場・八浄寺の春のお祭りです。秘仏大黒天がご開扉されます。秘仏開運甲子大黒天は厄除けの霊験あらたかな福神として全国に名声が広まり元旦早々より、尊天のご利益を求め群参されます。
その他催し
・住職直伝の加持祈祷
・大福授け抽選会
開運甲子大黒天秋季祈願大祭(11月)
秘仏尊天がご開扉される他、大黒市や福授け大会が行われ賑わいます。
あわじ花へんろ第47番札所
テイゴ(5月上旬)
ボダイジュ(6月下旬)
サルスベリ(8月)
テイゴ(5月上旬)
ボダイジュ(6月下旬)
サルスベリ(8月)
5月の境内にはデイゴの花が咲き誇り、8月には紅白のサルスベリが、参拝者を迎えてくれます。