淡路島
スポット詳細

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諭鶴羽神社

標高約608m、島内最高峰の諭鶴羽山山頂に鎮座します。御祭神はイザナミ尊、速玉男命(はやたまお)、事解男命(ことさかのお)。
 
御由緒
神社に伝わる「諭鶴羽山縁起」によると、およそ二千年前の開化天皇の時代に開かれたとされています。清少納言の「枕草子」にも、「峰はゆづるはの峰 あみだの峰 いや高の峰」とあるほど人々に崇拝されていました。中世には熊野三山と並んで修験道の一大道場で、諭鶴羽山の麓から神社へと続く「諭鶴羽古道」の道中には、昔の賑わいを推測させる町石等が造立されています。この道は、祈りを捧げる信仰の道として、また地域の人々の生活の道として活躍してきました。
 
元熊野宮
境内には、熊野那智大社宮司による「元熊野宮」と刻まれた碑がたっています。この神社はいわば修験道の元となった神社であり、熊野の神は、この諭鶴羽山から渡っていかれたと伝えられています。かつては山中に28の大伽藍が建てられ、霊場として繁栄していましたが、室町時代から戦国時代にかけての度重なる戦乱により焼失してしまいました。
 
約五百年ぶり復活した「採燈大護摩供法要」
境内には、いつか世の中が平和になったあかつきに、再び神社が復興することを願う石碑が建っています。2008年、その悲願に応えるべく、修験道復興を願ってこの地に「大日如来」が勧請されました。そして熊野の行者や山伏達によって、盛大に「護摩供法要」が行われました。同祭は毎年3月下旬頃に催され、全国から行者さんが集まります。
 
護摩法要は3月下旬開催。
4月第2土曜の春例大祭では、神輿が山上にあがります。
 
初詣もち焼き行事(1月)
淡路ではお正月に高山参りの風習があり、高山でお餅を焼いて食べると一年間無病息災の言い伝えがあります。諭鶴羽山はその代表格で、境内のタブの森では、古木でお餅を焼く参拝者でいっぱいになります。
 
また、ご来光を遙拝する適地でもあり、山頂や平和記念塔では、ご来光で賑わいます。
 
採燈大護摩供法要(3月)
諭鶴羽山は、五大修験の聖地として古くより信仰を集めてきました。しかし、戦国時代の度重なる焼き討ち、再興を試みるもかなわず、さらに、明治初年の神仏分離、廃仏毀釈などは修験道衰退に拍車をかけ、とうとう諭鶴羽山での修験は消滅しました。
 
平成二十年、行者山田智泉氏の諭鶴羽修験復興への志に共鳴する行者達が集まり、修験道を復活させました。
 
春例大祭(4月)
諭鶴羽神社春例大祭では、御旅所でもある諭鶴羽山山頂におみこしがあがります。白装束の氏子達にかつがれ、諭鶴羽山の森の中を渡御していく様子は神々しく、山頂では巫女が舞をまって神様を称え、淡路の発展を祈願します。
また、この春例大祭は、その年に生まれた赤ちゃんや新しく氏子に仲間入りされた方々を神様に報告する初宮参りの神事でもあります。
 
山開き登山 秋新嘗祭(11月)
本格的な登山シーズンを迎えるにあたり、修験の道である諭鶴羽古道の清掃、整備を行い、その後、十一月下旬頃を選んで山開き登山を行います。
 
諭鶴羽山の登山シーズンは、秋から冬、そして春にかけての登山シーズンの安全祈願祭と新嘗祭の神事が行われます。
シーズン中には、全国から三千人以上の人たちがこの諭鶴羽古道を登山します。
 
諭鶴羽古道を守る会は諭鶴羽山での活動(登山・キャンプ・野外活動等)を応援します。
所在地

〒656-0551 兵庫県南あわじ市灘黒岩472

電話番号 090-3990-5334
URL https://yuzuruha.jimdo.com/
定休日 無休
その他

見学自由
料金:無料
アクセス:神戸淡路鳴門自動車道西淡三原ICから車で約45分
お問合せ先:諭鶴羽古道を守る会

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