御由緒
「延喜式神名帳』にも記された由緒ある神社です。神社の創立年代は不詳ですが、この地に居住していた淡路海人によって、由良水門の鎮護として祀られたものと思われます。鎮座地の由良は淡路上陸の要所として古より栄え、延喜の制では由良駅が置かれ馬五頭が配されていたほどでした。御祭神は、速秋津日古神・速秋津比売神【はやあきつひこのかみ・はやあきつひめのかみ】最古の祝詞といわれる『大祓詞』にもその御名が見える神々で、ツミ・ケガレを祓い清める、厄落としの神々です。
ねり子祭り(毎年2月11日)
毎年2月11日に開催される由良湊神社の春祭り「ねり子祭り」は数え年三歳を迎えた子ども(ねり子)の氏子入りを祝う祭り。ねり子祭りは、数人の大人が子どもをかついだり横抱きにして、神社からお旅所まで次々とリレーする祭りです。由良湊神社から摂社である若宮神社までの700mを、神輿を先頭にして練り歩き、若宮で鈴でお祓いを受けます。一番早く辿りつけば縁起がいいとされていたため、数年前までは、ねり子を抱いて若宮神社まで走り一番鈴が競われていました。
夏越し祭り(毎年7月の最終日曜日)
暑い夏を乗り切れ!疫病を退け健康を祈る祭。神輿を先頭にした前厄の男衆一団が、沿道から水をかけられながら練り歩き、外浜に設けられたお旅所までの約1kmを練り歩く勇壮な水掛け祭り。クライマックスには神輿とともに海に飛び込んで身を清め、厄除け・豊漁・海上安全を祈ります。
岬まつり(3月・10月)
大漁と海上安全を祈願する漁師町ならではの祭。宵宮には、各町の代表者らが町別の太鼓の練りとともに、提灯を片手に由良湊神社に参拝します。御神酒とかけのうお(鯛やヒラメを縄で結わえたもの)のお供えを持ち、出石(いずし)神社、事代主神社、厳島神社、金刀比羅神社、成山(なるやま)神社の順にお参りします。
あわじ花へんろ第55番札所
オオシマザクラ(4月上旬)
ソメイヨシノ(4月上旬)
カンツバキ(11月上旬)
オオシマザクラ(4月上旬)
ソメイヨシノ(4月上旬)
カンツバキ(11月上旬)