長林寺
- 洲本市
- 歴史・文化
淡路七福神霊場の一つで、福禄寿を御祀りしています。その功徳には、福(子孫繁栄)、禄(財産)、寿(健康長寿)があります。境内には淡路島特産のいぶし瓦でできた福禄寿像があり、参拝者らの目を引いている。大望成就を授けるみ寺。
御利益
福禄寿さまは、中国の神様で、人々と言うより中国道教の理想である幸福、俸禄の意味を持ち南極老人星の化現として現われた神とされています。大望、長命「良いこと」わかっていてもなかなか実行できないのが人の常です。他人より「ひと味ちがう」大望成就の人生を謳歌するために朝夕、福禄寿の誓願を読み、誦んじてみてはいかがでしょうか。「分を超えて求むることなく、財を費さず、陰徳を積む者は福に恵まれる。」(お顔で表す)「君親の恩を忘れず、行状を慎み、天分を守るものは禄に恵まれる。」(宝珠で表す)「飲食大酒を禁じ、色欲を慎み、気血を養うものは寿運に恵まれる。」
御由緒
天平九年(737)、僧行基がこの地に七堂伽藍を創建し、本尊十一面観音菩薩像を安置したのが創まりで、 塔頭十二坊を構え仏教弘通の霊場として威容を誇っていまし。延喜元年(901)、 管原道真が九州に赴くとき当地にとどまり、長林寺の御堂に参詣されました。その時「都を志す」と誓願したことから、この郷を「都志」と呼ぶようになりました。
祭り(つかいだんじり)
ご本尊である十一面観音菩薩の縁日の夜には、勇壮な「つかいだんじり」が境内を練り歩く夏祭りが催される。「つかいだんじり」は、二人の乗り子を乗せただんじりを、縦横無尽にひっくり返しながら操られ、様々な妙技が披露される。過去には国立劇場にも出演し、全国的にも知られている民俗芸能で、後世に受け継ぐ貴重な地域の宝です。
福禄寿縁日
期間:毎年1月1日~15日