洲本城跡は、市街地の南にそびえる標高133mの三熊山山上にあり、戦国時代から江戸時代にかけて淡路国統治の拠点となった城で、現在は往時をしのぶ石垣が残っています。城郭は戦国時代の様式をよく表しており、保存状態も良く、国の指定史跡、兵庫県の指定文化財に指定されています。城跡には東西800m、南北600mの範囲に総石垣造の曲輪(くるわ)が見られます。大手門を南に、天守を北の最も奥の最高所に設けて紀淡海峡を見下ろし、はるか彼方に大阪・堺の市街地を望むことができます。
現在の天守閣は昭和3年に展望台として建てられたもので、模擬天守閣(展望台)としては日本最古のものです。(※ 現在、天守閣へは入場できません)
三熊山は、瀬戸内海国立公園に属し紀淡海峡を一望できる景色が素晴らしく、たくさんの貴重な植物も自生しています。春には山全体が薄紅色に覆われる桜の名所で多くの花見客で賑わいます。
周辺は公園として整備され、競馬場跡や芝居好きのタヌキで有名な芝右衛門狸の祠など史跡も多く残ります。
ボランティアガイドによる案内 (要予約)
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