イザナギ・イザナミの二柱の神が国生みの際に一番始めにできた山ということから「先山」と名付けられたと伝えられています。先山の頂上につくられ、淡路四国八十八ヶ所第一番の札所になっている千光寺や天の岩戸に姿を隠した天照大神を祀る岩戸神社などがある「国生み神話」ゆかりの地です。
千光寺の境内には、国の重要文化財に指定されている梵鐘のほか、運慶作といわれる仁王像、本堂や三重塔、鐘楼堂などが建てられています。また、千光寺の縁起にちなんだ狛猪も見ることができます。山頂からの眺めは「洲本八景」の1つにも数えられており、信仰の山の静かな雰囲気や自然の豊かさを満喫しながら、眼下に広がる絶景を楽しむことができます。
霊峰先山
先山は「国生み神話」ゆかりの山で、イザナギ・イザナミの二柱による国土創世のとき、日本で一番最初につくられたとされる由緒ある山です。
千光寺由緒
先山の山頂に位置し、古くから人々の信仰を集める千光寺には、大猪に化身した観音菩薩に導かれた狩人がこの地に千光寺を開基したという不思議な縁起が伝わっています。境内では縁起にちなんだ珍しい狛猪が見られます。また、山頂からの眺めは「洲本八景」の一つにも数えられており、信仰の山の静かな雰囲気や、自然の豊かさを満喫しながら、眼下に広がる絶景を楽しむことができます。
あわじ花へんろ第29番札所
ツツジ(5月上旬)
紅葉(11月下旬)
その優美なシルエットから「淡路富士」と呼ばれ親しまれてきた先山は、秋の深まりを伝える彩り豊かな景色や美しい眺望が洲本八景にも数えられる風光明媚な土地。この山頂にある千光寺は、淡路山岳信仰の中心となってきた名刹で、秋の紅葉シーズンには、荘厳な建物に挑むように色づく紅葉を一目見ようと多くの人が先山を訪れます。境内では、重要文化財の梵鐘や運慶作といわれる仁王像のほか、正門に立つ狛犬ならぬ狛イノシシも見逃さないようにしたい。