淡路島
スポット詳細

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河上神社/4月:春祭り

由緒ある延喜式内社で、祭神の河上大神は恵みをもたらす万物育成の神で、水を司る神でもあります。相殿の天満宮は、延喜元年(901)菅原道真が筑紫に向かう途中播磨灘で強風に遭い、当河上神社にお参りしたのを由緒とします。
 
県指定文化財・天然記念物に指定されているイブキの巨木があります。
 
河上神社のイブキの木
 
高さ16.5m、根まわり3.55m、幹まわり3.34mの大きさです。樹齢は約500年といわれており、県の天然記念物に指定されています。地域では、「菅原道真が植えた木である」あるいは「道真が置き忘れた杖が芽をふき成長した」などと語り継がれています。
 
また、江戸時代に拝殿を修理する時にイブキの木が拝殿に倒れかかり、仕方なく明日切ることにしたところ、翌日見てみると1m弱も立ち直っていたという言い伝えが残っており、それを物語るかのように現在もイブキの木は拝殿の方向へと傾いています。他にも、火事でほとんど焼けたイブキが芽を吹き返し、その「息吹き」の威力に驚いたという言い伝えもあります。
 
毎年4月29日に開催される春まつりでは、だんじりが宮入りする時にイブキの周りを練り回り、秋に開催される俵運び競争でも重い米俵をかついだランナーがイブキの周りを回るなど、現在でも地域でとても愛されています。
 
鮎原河上神社天満宮春祭り
 
10台の布団だんじりとそのだんじり唄が見どころ。
 
開催日:毎年4月29日(祝)
所在地

〒656-1325 兵庫県洲本市五色町鮎原南谷592

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