護国寺
- 南あわじ市
- 歴史・文化
淡路島七福神霊場の一つで布袋尊を御祀りしています。家庭円満・和合を授けるみ寺。
御由緒
行教上人が開創された由緒ある古刹で、本尊の大日如来挫像は、慈願にみちたお姿で胎蔵界を表し、千年の歴史が偲ばれます。行教上人は、大和大安寺の僧で三輪宗及び真言宗を学び、 後に伝灯大法師に任じ、貞観元年(869)、豊前宇佐八幡宮に参詣し二年余りをここで過ごしました。行教上人有縁の史跡と云えます。
御利益
ほていさまは、七福神で唯一実在の人物という中国五代聖人の一人である弥靭菩薩の化身ともいわれ、大量を表現し、堪忍と和合を教えてくれる神様です。「この世の中には五濁悪世」と嘆いてばかりおれはせぬ。清濁も合わせ呑みこむハラを持ち、背負った袋は宝物、だけど自分のものではありませぬ。困った人への贈りもの。年に一度のサンタクロースどころではありませぬ。左右の大きな耳たぶは、他人の話を聞き分けて、言ってはならぬことは耳たぶへ、貯めて大きくなりました。布袋尊は仲良く暮らせる人間の理想の姿をあらわせられたものです。
ほてい祭(4月)