3 Awaji Island Tourist Guidebook あら身 胸ビレ 腹ビレ 尾ビレ 背ビレ 上身 身皮 鮫皮 とおとうみ くちばし うぐいす 白子 トラフグといえば、全国的には山口県下関産のトラフグが有名だが、南 あわじ市福良湾で育った『淡路島3年とらふぐ』は、全国の養殖場でも1 番水温が低く、日本一潮の流れの速い鳴門海峡近くで養殖しているた め、身がしまり、味は濃厚で、天然ものに引けをとらない。 一般的に養殖のフグは2年目で出荷されていますが、さらに1年間長く 育てられた『淡路島3年とらふぐ』は、2年目の2倍近くにも成長し、白子 も大きくなる。 『淡路島3年とらふぐ』の養 殖が行われている福良港では 40年ほど前からトラフグの養殖 に取り組んでおり、当初は出荷 する前に死んでしまうことも多 かったが、試行錯誤を重ねる中 で徐々に実績があがるように なった。 福良港、40 年の取り組み ヒレ 胸ビレ・背ビレ・腹ビレ・尾ビレはうまみがたっぷり。乾燥 させて、主にヒレ酒として香りを楽しむ。 皮と身が付いたコラーゲン質の多い部位。てっちり鍋に 入っていることが多く、プリプリとした食感。 上身 背中の筋肉にあたる身。淡白なサッパリとした身で、てっ さ(刺身)として食されることが多い。 あら身 カマから胸ビレにかけてとれる身。上身よりも脂のりが良 くプリプリとした食感で、からあげやてっちり鍋として食 される。 鮫皮 サメ皮のように、表面がザラザラしていることからその名 が付いたとされる。コラーゲンを最も含み、てっぴとして 提供される。 鮫皮の内側についた筋肉の繊維。シャキッとした食感 で、湯がいてからし酢味噌に付けて食べる。身皮(三河) の隣の遠江(とおとうみ)が語源。 身皮 上身に付いた粘膜質の薄皮。少量しかとれないため、てっ ぴやてっさのすみなどに添えられることが多い。コリコリ とした食感。 「えんがわ」とも呼ばれる腹ビレを動かす筋肉。火を入 れるとホロホロとほどけていくような食感で、てっちり鍋 に入れることが多い。 白子 ふぐの精巣。トロっとした食感で、煮ても焼いても美味し い。高級部位として扱われているため、オプションや単品で 提供されることも。 1年 2年 3年 まだまだ 生まれたて 通常とらふぐは 2年で出荷されます 約3年で成長期を迎え、 1.2kg ~ 1.8kg まで大きくなります 一般流通サイズ 淡路島ブランド 冬の味覚の王様 淡路島3年とらふぐ 身がしまり、味が濃厚 一般流通サイズの2倍の大きさ! とおと うみ うぐいす くちばし ふぐ皮は三層構造 鮫皮 とおとうみ 身皮 上身 皮 通常ふぐ養殖では、2年間育成された800g以下のものが多く出荷される。 『淡路島3年とらふぐ』は、1年間長く育て、生存率の下がるリスクを負いなが ら1.2~1.8kgにまで育てて出荷する。1.2kg以上になると、養殖魚特有の黒い すじも消えて、身がしまり、天然のトラフグに引けをとらない美味しさだ。 令和6年1月29日 に「淡路島3年とら ふぐ」が、地理的表 示法に基づき、農林 水産物や食品を地 域ブランドとして保 護する国の地理的表 示(GI)制度に登録されました。水産物として、関西で初 めての登録となります。 ែ≖࠰↗↸↤ⅿ あ わ じ し ま ねん 生産地:兵庫県淡路島福良湾 登録団体:福良漁業共同組合 農林水産大臣登録第144号 淡路島3年とらふぐがGI認定されました!
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